自然が活きる、人が輝く、交流のまち“胎内”
文字サイズ
ホーム > 産業・観光 > 観光・特産 > チューリップフェスティバル > チューリップ写真コンテスト > 第24回チューリップ写真コンテスト
ここから本文です。
更新日:2016年11月30日
胎内市のチューリップ写真コンテストは、本年24回目を迎えました。今年は昨年に比べチューリップの開花が比較的早く、イベント期間の後半には一部精彩を欠いた品種もありましたが、カメラマンの多くは事前にこうした状況を把握されて、存分に撮影されたようでした。従いまして、幸いなことに出品点数も昨年と変わらず290点に及びました。また他県からは山形、埼玉、長野、東京都、そして大阪府の各地域からの出品があり広範囲に及び、このコンテストはすっかり全国的に広まりつつあることを印象付けてくれました。しかも昨今のカメラの驚異的発達、プリント技術の向上は、作品づくりに大きく貢献し、作品の質的向上を高めました。
最高賞に輝いた胎内市長賞の松沢淳一さんの作品「熱演」は、ソフトな面持ちの中に、キチンとした撥さばき、前景のチューリップ、後景の青空、イベントの全てを象徴する作品として評価されました。松沢さんは力強く、勇壮な男性の撥さばきもいいが、女性が活躍する、女性の時代を期待してのイメージも意識していたのかも知れません。次に新潟日報社賞の高橋ジュンさん「チューリップきれいだ。ワン」は、とても奇抜な構図で目を引きました。広大な畑を人間の目線で眺め、美しさに喜んでいる様子が良く分かります。次に特選の小山覚さんの「チューリップウエディング」は、真っ赤なチューリップを前面にして、背景にウエディングドレスの裾をあしらったもので、結婚式の清純さを感じさせたところが評価されました。いま一点の特選、太田誠二さんの「花の笑顔で」は、健康的で明るい家族が、スマホで記念撮影する一瞬を捉えたもので、素晴らしいの一語に尽きます。審査を終えて感じましたのは、このフェスティバルの趣旨、雰囲気、そしてチューリップを良く観察しての撮影であったことが再認識させられましたし、先にも述べましたが高度に発達したカメラの機能を使いこなし、撮影領域を広げた皆さんの研究心に敬意を表したいと思います。
胎内市のチューリップの生産量は、県内トップクラスを誇ります。日本海沿岸に近く、なだらかな砂丘地帯にはチューリップ畑の随所にあります。遥か遠方には残雪を頂く飯豊連峰も望めます。そして、このチューリップフェスティバルは来年も多彩な催しでお迎え致します。是非、お越しください。
尚、写真の応募要項等は、胎内市のホームページやアサヒカメラ、日本カメラ、フォトコン等の一流カメラ雑誌に掲載させて頂きます。是非、沢山のご応募をお待ちしております。
最後になりましたが、沢山の力作をお寄せ下さいました全国の写真ファンの皆様、コンテストにご支援下さいました関係者に改めまして心から感謝申し上げまして、ご挨拶と致します。
以上
平成28年7月吉日
審査委員長(社)日本写真家協会会員高橋与兵衛
第24回応募状況
応募者 | 94名 |
---|---|
応募総数 | 290作品 |
入賞数 | 16作品 |
画像クリックで拡大表示します
胎内市長賞 |
|
今や胎内市の顔でもある板額太鼓、力強さの中に華麗さをにじませる。前面にぼかした赤いチューリップと緑の葉、情熱と若さを覚えます。緑の葉は朝の光を受けて所どころが黄色を帯びている、この美しいボケ味を生かした前景の中に、打ち手の笑みと撥さばきが見事にマッチしています。会場の美しさと、楽しさが伝わってきます。 |
---|---|---|
新潟日報社賞 |
チューリップきれいだ。ワン 新潟市 髙橋 ジュン |
余りに大胆な構図に一瞬ハッとしました。しかし、冷静に見ますと、晴天の中、見事に咲いたチューリップ、訪れた多くの観光客が花を眺めながら歩いています。ワンちゃんはいつも犬目線で人を見ていますが、今日は人を見下ろしながらの花見、人の大里動きに関心しながらも、花の美しさに驚いている感じがよく出ています。 |
特選 |
チューリップウエディング 新潟市 小山 覚 |
画面の右、二本のチューリップが主役のカップル、それを祝う思い思いのチューリップ、今、二人がみんなの前で、愛の誓いをする寸前の様に見えます。背景のウエディングドレスの襞が、純粋な愛を奏でている様にも見えます。見事です。 |
特選 |
花の笑顔で 新潟市 太田 誠二 |
幸せいっぱいの家族が見事です。可愛い女の子をしっかりと抱っこするお父さん、右手でそっと支えながら撮影するお母さん、明るく希望に満ちたすばらしい作品です。背景に赤と白、そして少しですがピンクのチューリップの花が見える処にも惹かれました。 |
(株)新潟 フジカラー賞 |
チューリップの中の青春 新潟市 渡邉 隆 |
お花畑を若さいっぱいに駆ける女の子、両手にしっかり握り力強く足を上げて走る姿は、まさに青春そのものです。これからの人生に果敢に立ち向かう若人の一面を見る思いです。バックのチューリップの赤い部分の上の白さに、清潔感があり作品に力を添えています。 |
富士フイルムイメージングシステムズ(株)賞 |
モーニング・スプライト 新発田市 阿部 則彦 |
朝露が、今にもこぼれそうに見えます。見事に捉えた朝露の神秘さ。露の一つ一つにチューリップの精が宿っているかのように見えます。撮影に当たり、天候、時間、光線状態などに作者の苦心の跡が見られ、その中から綿密な撮影意図が伝わってきます。 |
胎内市観光協会賞 |
笑顔でポーズ 五泉市 小沢 寿長 |
チューリップと、華やかな女性たちとの競演とも言えるインパクトのある作品です。フラダンスの皆さんの活力に満ちた笑顔と、動き、最前列のコスチュームの黄色が右上の黄色のチューリップと共にポイントとなり画面を引き締めてくれていますが、圧巻は最後列の大きく開いた手が、決めてになっています。 |
JA胎内市賞 |
星屑のチューリップ 新発田市 三村 誠 |
満点の星の下、空を見上げているかのように立ち並んでいる赤いチューリップ。これから徐々に夜は更けてゆく、この夜間に、気温差で沢山の水滴をもたらされて、輝かしい朝を迎える。そんな雰囲気が伝わってきます。注目に値するのは、手前の一部分だけがやや明るく浮き出させた撮影意図であります。 |
入選 |
ブーケトス 胎内市 野澤 和幸 |
華やかな結婚式のフィナーレは、このブーケトスであります。花嫁は今の喜びを体全体で表出しています。そして、二人を取り巻く皆さんは、祝福の目でブーケを見上げている。この一体感がすばらしい。 |
入選 |
夕刻のQuintet(五重奏) 三条市 早川 恭弘 |
暮れようとする。微妙な時間帯に奏でられるメロディは何であろうか?興味深い。白くふちどりされた可憐なチューリップからすると、可愛らしい童謡であろうか?子どもたちが走って帰る姿が目に浮かぶ様です。 |
入選 |
親子雲飛ぶ日 新潟市 駒形 政則 |
広大なチューリップ会場の遥か向こうから、こちらに向かって白い親子雲の様な雲が飛んでくる。しかもこの雲に沿って放射線状に流れてくる雲は、天地の美しく活動的な一面を見せてくれた。 |
努力賞 |
人気者 新潟市 田代 孝 |
胎内市野ゆるキャラも人気が高い。子ども達は遠くに姿が見えると声をあげて喜ぶ。早速近寄り声をかける。手前の女の子は手を触れながら言葉をかけたが、小さな子はまだそこまでは出来ない。 |
努力賞 |
若き日の板額御前 胎内市 井川 康徳 |
前景のチューリップ、後景に桜、春爛漫の中に可愛い板額御前が弓をH九、凛々しい姿は眩しささえ感じます。とりわけ、真剣な眼差しと、力のこもった指先が印象的です。 |
努力賞 |
壮快 山形県 高嶋 峰雄 |
赤や黄色が織り成す絨毯の様なチューリップ畑に、巨大な気球が舞いあがり、会場全体から注目を浴びた。弱い風を受けてか、やや左に傾き動的な感じがあって臨場感を高めています。 |
努力賞 |
幸せに包まれて 新潟市 本間 トモ子 |
お花畑での二人の笑顔、本当に幸せいっぱいの表情です。二人を取り巻くチューリップも一層輝いて見えます。欲を言えば新郎の右手首が、少し見えた方がもっと良かったでしょう。 |
努力賞 |
決めポーズ 新潟市 上杉 正春 |
ピンクのチューリップを背景に、ゆるキャラのそれぞれの位置も、動きも良く、踊り手の流れも良かったです。しかし、やはり決めポーズは、みんな揃った方が良かったと思います。 |
関連リンク
お問い合わせ
胎内市チューリップフェスティバル実行委員会
(農林水産課ふるさと特産係内)
電話番号:0254-43-6111(内線1245・1246)
furutoku@city.tainai.lg.jp